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茂木薫プロフィール

公開日: : 09 茂木薫プロフィール

<作品制作への想い>
 私は、幼い頃から祖母といつも一緒に暮らしていました。祖母は、物静かで、人の話をよく聞いてくれる人でした。祖母のもとへ、毎日誰かしらやって来ては、相談をしていた光景を覚えています。そんな祖母が、私が中学生の時に突然亡くなって初めて、祖母のことをほとんど知らなかったことに気付いたのです。
 「もっとたくさんのことを聞きたかった…、もっと祖母と一緒に話したかった…」
 その後悔が、私を映像作家の道へと向かわせたのかもしれません。

 私は、撮影をする度に、物語を作る度に、いつもその出会いに心から感謝します。私には、話して下さること1つ1つが宝物なのです。
 ご家族には照れくさくて話せないことも、誰かには話せることがあります。自分には自分の歩んできた道が、平坦で変化のないものに見えるかもしれません。しかし、振り返って思い起こせば、多くのドラマを含んだ愛おしい世界でたった一つの軌跡です。自分自身にはたわいもないことが、ご家族や他人にとって生きるヒントになることもあります。

 私にとって映画制作は、身近な人の大切さを再確認し、改めて自分自身を見直すきっかけを与えてくれます。より多くの人々に、生かされていることへの感謝の気持ちを呼び起こすような作品を目指しています・・・「祖母が残してくれたもの」

<プロフィール>
 茂木 薫 (もてぎかおる)
 映像作家
 昭和53年 埼玉県行田市生まれ
 武蔵野美術大学造形学科油絵科卒業

 民俗文化に興味を持ち、人々の生きる姿の中に文化を見いだし、人々の日常へとカメラを向け映像作品の制作を始める。
 平成18年より出身地である行田市に焦点をしぼった制作活動を開始。地元公民館などでの上映会を開催し、地域の文化を映像で表現・発信していくという地域に根付いた文化活動を勢力的に行う。

 2009年、2日のみの短期開催でありながら800人の観客動員。2010年2月、ワーナー・マイカル・シネマズ羽生にて劇場デビュー。自主制作映画ながら、3週間の延長上映となり、1400人以上動員する異例の大ヒットとなる。 

最近では映像制作の傍ら小中学校での講演会や、自らの不妊体験を活かし不妊当事者による自助グループNPO法人Fineにてサポートメンバーとして活動中。

<活動履歴>

2011年11月  ワーナー・マイカル・シネマズ羽生にて
       「幸せのカタチ」「ミシンの子守唄」ロードショー

2011年9月  立命館大学人間科学研究所主催 公開シンポジウム
      「家族の創成と再統合〜生殖医療と里親・養親〜」内にて
      「幸せのカタチ」上映

2010年9月 行田ミニドキュメンタリー映画祭開催

2010年6月 埼玉県立歴史と民俗の博物館 友の会主催 上映・講演会

2010年4月 行田青年会議所主催 上映・講演会
       行田さくらロータリークラブ主催 上映・講演会

2010年 2月 忍・行田公民館にて講演会

2010年 2月 ワーナー・マイカル・シネマズ羽生にて「梅むら夫妻」ロードショー

2009年10月 ヨコハマ国際映像祭に出品 「フラヌール」委託製作

2009年 8月 行田市星河公民館、教育文化センターみらいにて「梅むら夫妻」上映
2009年 8月 阿倍野ヒューマンドキュメンタリー優秀賞受賞

2009年8月 行田市星河公民館・教育文化センターみらいにて「梅むら夫婦」上映

2008年10月 行田市立北小学校特別講師として作品上映
2008年 8月 埼玉県行田市星河公民館にて「ゼリーフライの話」上映会
          ワークショップ開催
2008年 7月 木下航志サマーライブ1部にて「ゼリーフライの話」上映
2008年 3月 群馬県立館林美術館企画展示
          映像作品「夢プロジェクト」招待出品
2007年12月 行田市立長野中学校特別講師として作品上映・講演会
2007年 8月 埼玉県立歴史と民俗の博物館にて上映・ワークショップ
2007年 8月 埼玉県行田市星河公民館にて上映・ワークショップ
          (行田市立北小学校協賛)

2007年 8月 横浜ららぽーとにて企画上映・講演会
2007年 7月 慶應義塾大学「三田の家」プロジェクト
          (文部科学省学術フロンティア推進事業)企画上映・講演会
2007年 5月 静岡県沼津市歴史民俗資料館常設映像委託製作
2006年12月 NPO法人Hands on埼玉企画 招待上映・講演会
2006年10月 行田市立北小学校企画 招待上映
2006年 8月 埼玉県行田市星河公民館にて「市中のマリア」上映会
2006年 6月 武蔵野美術大学特別講師として「市中のマリア」を上映
2002年 3月 武蔵野美術大学卒業後―
民俗学者神野善治氏代表の造形文化研究会に所属 伝統芸能、民俗文化等の映像撮影、編集、記録保存に携わり、「I」「恋愛論」「大陸の縁」「夢プロジェクト」「零のドンド」「進め」等、多数の作品を手がけ、映像作家として活動を続ける
2001年11月 銀座にて企画映像展「pre-love」
2000年 1月 画家伊藤あさひと共に銀座にてエキシビジョンを開催
1999年 7月 西武百貨店企画「3/4展」
1999年 1月 銀座にて「99 12098」

<参考資料>

2010年10月 NHK首都圏ネットワーク特集「ミドルエイジクライシス」
      『”もし授からなかったら”不妊治療のゴールが見えない』取材協力

2010年  9月 読売新聞・朝日新聞・毎日新聞・埼玉新聞掲載
2010年  2月 埼玉テレビ ニュース930にて
       『映画「梅むら夫婦」の魅力に迫る』特集放送
2010年  2月 読売新聞・朝日新聞・毎日新聞・産経新聞掲載
2009年 8月  読売新聞・毎日新聞・産経新聞掲載
2008年12月  埼玉テレビ ニュース930にて映像作家「茂木薫」特集放送
2008年 8月 NHK総合・NHKラジオにて放送
2008年 8月 朝日新聞掲載
2008年 8月 日本経済新聞掲載
2008年 8月 埼玉新聞掲載
2008年 8月 産經新聞さいたま総局ブログ掲載
2008年 7月 毎日新聞掲載
2007年 9月 朝日新聞 人物紹介掲載 
2007年 8月 毎日新聞掲載
2007年 8月 埼玉新聞掲載
2007年 8月 産經新聞掲載
2006年 8月 埼玉新聞掲載

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