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やわらかな悲しみ

公開日: : 10 ブログ

やわらかな悲しみ

私の最愛の祖母の義妹であるおばちゃんの葬儀が昨日無事終わりました。 オシャレ好きなおばちゃんらしく、たくさんの綺麗なお花に囲まれた旅立ちでした。

祖母がなくなってからは、おばちゃんが私の祖母代わりでした。

おばちゃんは長兄の嫁である私の祖母を姉として親友としてとても慕っていました。
6人兄弟の末っ子長女として大事に大事に育てられ、人一倍怖がりで甘えん坊だったおばちゃんにとって、優しい祖母の側は安心できる場所だったのでしょう。 互いの家が近かったこともあり、毎日家に来ていました。

祖母が亡くなってすぐの春休み。一日中一人で留守番している私と一緒に悲しみを分け合ってくれたのはおばちゃんでした。

そして私は祖母の死によって、亡くなってからその大事さに気付くのでは遅いのだということを痛烈に感じ、祖母の分までおばちゃんを大切にしようと決めたのでした。

早くに一人暮らしをはじめたのでなかなか頻繁には会えなかったけれど、帰省した時はおばちゃんに会いに行って話をしました。

恥ずかしがり屋だから難しかったけど、ビデオも一度撮らせてもらいました。

どうしようもなく寂しがり屋で怖がりなおばちゃんだったけど、元気でいてくれることがなにより嬉しかった。

私が子供を産んだら抱っこしてもらおう、子供がおばちゃんを見てにこにこ笑ったらきっとおばちゃんはすごく喜んでくれるだろうとひそかに考えてた。

でも、歳を重ねおばちゃんも段々と体が弱って、、もうすぐ生まれる自分のひ孫を待たずに亡くなった。

葬式が終わるまでは実感がなかったけど、今になってじわじわと悲しみが込み上げてくる。

ねえ、おばちゃん。

もうそっちに着いた?

おばあちゃんに会えた?

会いたかった人達に会えた?

思う存分積もる話をしてるかな?

こちらは、、おばちゃんがいなくてやっぱり寂しいよ。 きっと、しばらくは寂しいね。

いっぱいいっぱい、ありがとうね。

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Comment

  1. kayano より:

    写真を見ていたら、なんだかスゥーと空の中に、奥に、吸い込まれていくような・・・気持ちや想いが昇って行くような気がしました。
    おばちゃんは、おばあちゃんたちと一緒に薫のこと、いまやこれからのことをずっとずっと見ていてくれていると思います。
    おばちゃんのご冥福をお祈りさせていただきます。

  2. keiko より:

    どうしようもなく寂しがり屋で怖がりなおばちゃんは、お姉さんのおばあちゃんを慕っていたんだね。かおるっちが慕っていたように。
    私の父方母方の両方のおばあちゃんは、どちらも賢くて信仰心があつく、強い心を持っていた、立派なおばあちゃんだったよ。私がなついていたかどうかは、よく分からないんだけど、孫の中で一番可愛がってくれて、私が幼くても大人に対するように大事なことを教えてくれていたのは、覚えているよ。
    この上ない財産というのは、その授かった心なんだろうね。ずっと自分の中に、おばあちゃん達の姿が生きているような気がするね。
    そして、私達はどんなおばあちゃんになるんだろう[E:happy01]
    とんでもないおばあちゃんになったりしてね[E:coldsweats02]
    楽しみだね・・・[E:heart02]

  3. 茂木薫 より:

    kayanoさん
    コメントありがとうございます。
    きっとむこうでみんなでわいわいやっているんじゃないかと思います。
    見守ってくれているおばあちゃんやおばちゃんに恥ずかしくないように生きていかなくてはいけないですね。
    keikoさん
    私とおばちゃんは同じく寂しがりやで、おばあちゃんが大好きで、なんとなく私は同志のような気がしていました[E:confident]
    keikoさんのおばあさまは子供に対しても同じ目線で接してくれる人だったんだね。
    それって、人に対する敬意をしっかり持っている人でないとなかなかできないことだと思います。
    立派な方だったんだろうなーと想像してしまいました。
    私たちもあんな大きな心をもったおばあちゃんになれるかな?
    そうなれるように今を頑張らないとだね!

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