プレゼント
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83歳になる主人の父方のおばあちゃんの誕生日が近いので、プレゼントを探しに行きました。
おばあちゃんは昔から体が弱く、一人息子をやっとの思いで産みました。 その一人息子がなんと4人の子供を授かり、おばあちゃんはその孫たちを宝物のように大切になさいました。 初孫であった私の主人は、特別可愛がられたようでした。
おばあちゃんは昔とても足が長く背も高かったそうですが、最近は腰が曲がり始めていて、丸くなって座椅子に座っている姿を見る度に亡くなった私の祖母を思い出します。
主人のおばあちゃんは私のことも可愛がってくれていて、ご自身が流産の経験があることもあってか私が子宮外妊娠をした時もとても心配してくれました。
「大丈夫かい?婆ちゃんお見舞いに行けなくてごめんね」と電話で言われた時は、嬉しくて有り難くて込み上げてくる涙を抑えながら、心配かけないように元気な声を出すのが大変でした。
思えば私は15歳で自分の祖母を無くし、孝行がほとんどできませんでした。
祖母が生きていたら、してあげたいことやプレゼントしたいものや見せたいものが沢山あった。
祖母にできなかった孝行をするために、神様は主人のおばあちゃんと出会わせて下さったのだと思います。 ありがとうございます。
おばあちゃんに温かくて腰まで隠れる明るくて綺麗なエメラルドグリーンのニットベストを買いました。
画像よりももっと綺麗な色です。
気に入ってくれるかな、とワクワクする気持ちを持てること自体、幸せなことだなあとにやにやしながら。 孝行できるおばあちゃんができたことに感謝しています。
このニットを着たおばあちゃんと一緒にこたつに入りながら、また民謡を教えてもらおうと思っています。
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