素敵な歌
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行田ミニドキュメンタリー映画祭の日程については現在調整中です。
もう少しお待ち下さいね。
こつこつと準備や撮影を続ける中、昨日八百屋でかかっていたラジオから聞こえてきた曲が気になって気になって、歌詞の一部から検索してみました。
その曲は、「トイレの神様」
サビの部分がトイレには綺麗な女神様がいて、毎日トイレを綺麗にしていると女神様みたいにべっぴんさんになれる、という内容。
これは幼い頃トイレ掃除が苦手だった自分におばあちゃんが言った言葉なのだということ。
おばあちゃんの思い出から死にかけて展開していく歌詞の中にはものすごく大きな愛情と感謝と後悔の気持ちがあふれていました。
あたたかくきれいなメロディにこの歌詞を聞いていたら、中3で祖母を亡くし狂ったように泣き続けていた頃を思い出して涙が止まらなくなってしまいました。
この曲はたくさんの共感を呼んで大ヒット中だそうです。納得。。
トイレの女神様のお話の部分が私は大好きです。
曲の最後では今もおばあちゃんの言葉通りトイレをきれいにみがく姿が出てきます。
人から人につながっていくこと、人が残していく軌跡とはこういうことだと思うのです。
体の中に自然と記憶されるということが大事な気がします。
命を繋いでいくということも、単純に血のつながりとかそういうことではなくて、人の意思を受け継ぎ伝えていくことが本当の意味での命を繋ぐということなのではないかと私は最近思っています。
私を育ててくれたのが親や親族だけでなく、地域や今まで出逢ってきた人たち全てであり、そのおかげで今の私ができているように。
「トイレの神様」のように、受け継がれていく様々な思いを表現し受け継ぎのお手伝いをすることが私の作品作りで一番やりたいことなのです。
いい作品に出逢えて幸せな日でした。
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Comment
素敵な曲を教えて頂き有難う御座います
私も、おばあちゃん子だったので心に沁みるものがありました
薫さんの、おばあ様への思いや、これまでの思い出の1つ1つが、薫さんの作品の原動力になっているのかなと思いました
この曲の持つ力と同じように、薫さんの映画も、後悔も悲しみも泣いて終わりではないという力を観るものに与えていって頂ければ嬉しいです
(^o^)
キヨシさん
ありがとうございます。
キヨシさんもおばあちゃん子だったんですね[E:happy01]
私はもうおもいっきりおばあちゃんの影響を受けていて、キヨシさんのおっしゃる通り原点がおばあちゃんなんです。
「後悔も悲しみも泣いて終わりでないという力」
ショックなことがあったばかりだったので、この言葉に私自身がすごく励まされました。
ありがとうございます。
全ての経験が自分を作っているということ、悲しみも後悔も生きていく希望や力になりうるということを様々な人たちの人生から勉強しながら作品にしていければと思います。
がんばります!